「人に迷惑をかけてはいけない」のか
「人に迷惑をかけてはいけない」と言われたことはありませんか。子どもの頃は特に。
日本では、「人に迷惑をかけてはいけない」と擦り込む教育がされてきたようです。
今でもそうなんでしょうね。
確かに、迷惑をかけないというのは生きていく上で重要なことなのでしょう。
ただ、ちょっと言葉足らずな気はします。
「迷惑をかけてはいけない」に縛られてしまい苦しんでいる方もそれなりにいると感じます。
何をするにしても「誰かの迷惑になっていないだろうか」を考え始めると、かなり行動が制限されてしまいます。
そもそも、わざとじゃないにしろ誰にも迷惑を一切かけずに生きていくというのは、現実的ではないように思います。
そこで、楽しく生きやすい世の中を目指して、お互いに
不必要に迷惑をかけないようにしませんか
なるべく迷惑をかけないようにしませんか
わざと迷惑になる行為はしないようにしませんか
と提案する意味として捉えた方が、目指すモチベが上がる気がします。
インドでの「迷惑」に関する考え方
皆さんは、インドでの「迷惑」に関する考え方はご存知でしょうか。
日本のような「迷惑をかけてはいけない」ではなく、こう考えるようです。
あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから
あなたも人のことを許してあげなさい
迷惑をかけないことよりも、人に対する寛容さを求める感じです。
生きている以上どうしても人に迷惑をかけてしまうことを認めた上でどうしたらよいかを考えているので、より実践的・建設的で目指しやすい目標にできそうです。
ただ、迷惑をかけてきた張本人から「あなたも生きている以上は人に迷惑かけてるだろう?だから私を許しなさい」と主張されたら「はぁ?お前が言うなよ舐めてんのか?」と言いたくなる人がほとんどでしょう。ケンカになります。
インドの迷惑についての考え方は、他人に主張するものというよりも、自分が普段から心がけておくもの、と理解した方がよさそうです。
迷惑の度合いにもよりますし、許せる限度は人それぞれでしょうけど、なるべくストレスを感じることなく生きていくための考え方の1つだと思えます。
他人に対してイライラすることが多い人は、インドの「迷惑」についての考え方を参考にしてみるというのはいかがでしょうか。
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